6月22日(土)14時開演
ソフィアザール・バロック高円寺〈歌物語 むくどりの夢+ミニコンサート〉が開催されました。
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第一部:ミニコンサート
第二部:〈むくどりの夢〉〜2人の歌手とピアノのための〜(新作初演)
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ソプラノ:中畑有美子
バリトン:山本竜介
ピアノ:本間くみ子
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原作:浜田広介
脚色・作詞:佐藤万里
作曲:川崎絵都夫
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1-ぼくはむくどり
2-すすきの寝床
3-お母さん/おやすみ坊や
4-いつかおまえに
5-カサコソ カサコソ
6-最後の一枚
7-静かな夜に
8-むくどりの夢
9-小さなつばさで
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(浜田広介記念館HPより)
ものがたり
ふるいくりの木のほらに、むく鳥の子がとうさん鳥とすんでいました。むく鳥の子は、「まだ、おかあさんは、かえってこないの。」とたずねます。 「ああ、もうちょっと、まっておいで。」とうさん鳥はこたえます。
しかし、かあさん鳥はいくらまってもかえってはきません。やがて冬がきて、くりの木にはたった 1 枚の葉がのこされました。
「かさこそ、かそこそ…。」どうやら羽のすれあうような音でした。「おとうさん。おかあさんが、かえってきたよ」子どものむく鳥は、こっそりとほらの出口にいってみました。
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原作者の「浜田広介(はまだひろすけ)」は、山形県出身の童話作家で「日本のアンデルセン」とも呼ばれています。日本の児童文学の先駆け的存在で、作家人生 50 余年の間に、約 1000 編もの童話や童謡を世に送り出しました。
代表作品として「むくどりの夢」の他に、「泣いた赤おに」「りゅうの目のなみだ」「よぶこどり」などがあります。