鬼が笑う
来年のお話し。演劇公演のご案内です。

2026年 1月4日(日)~11日(日)
〈劇団 前進座 創立95周年記念 京都初春特別公演『出雲の阿国』〉
歌や踊りも盛りだくさんの豪華な舞台で、音楽を担当しています。



各種邦楽器群と歌唱のスタジオ録音や舞台での生歌、パソコン制作による壮大なオーケストラやシンセによる曲など、50曲近くの音楽が舞台を彩ります。
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【日程】2026年 1月4日(日)~11日(日)
【会場】京都駅ビル内 京都劇場
〒600-8216 京都市下京区烏丸通塩小路下ル 京都駅ビル内
【開演時間】午前の部 11:00 午後の部 15:30
(2026年10月には「名古屋・大阪・東京公演」もございます)
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〈劇団 前進座 京都初春 特別公演『出雲の阿国』〉
【配役】
阿国 浜名実貴
三九郎 嵐芳三郎
お菊 有田佳代
田部荘兵衛 藤川矢之輔
伝介 松井誠(特別出演)※
お加賀 江林智施
守口の婆・おつね・一座の娘 黒河内雅子
勘じ・たたらの男 早瀬栄之丞
九蔵 渡会元之 他
※松井誠 プロフィール
25歳で劇団誠を立ち上げ。妖艶な女形は【生きる博多人形】、粋な立ち役は【長谷川一夫の再来】と称される。
舞台を中心とした活動の一方、NHK大河ドラマ「風林火山」の北条氏康役をはじめ、TVドラマや映画にも多数出演。近年では、脚本家、演出家、振付師としても活躍している。
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【スタッフ】
原作 有吉佐和子
脚色 津上忠
改訂・演出 鈴木龍男
装置 小池れい
照明 松本由美
音楽 川崎絵都夫
効果 小倉潔
振付 吾妻寛穂
舞台監督 小野文隆
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【上演の歴史】この作品は、有吉佐和子原作による初演が1972年6月で、その時の音楽は平井澄子さん。その後2005年に「演出・音楽・振付・装置などを一新して新生『出雲の阿国』として再出発」(前進座HPより)。その際の音楽を担当しました。
その後2010年まで、京都南座や前進座劇場を始め全国巡演を重ねた演目です。その時から数えると15年振りの上演となります。

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【あらすじ】
時は信長亡き後、秀吉が天下人となった安土桃山時代。出雲大社の御札売りから始まった阿国一座の念仏踊りは、四条河原で人気を博す。
阿国の夫、鼓師三九郎の才覚で、やがて淀君の前で踊るまでになる。しかし、加茂川の洪水で河原の小屋が流されてしまう。だが政商末吉勘兵衛の後ろだてで小屋を再建する。
猿若座の道化方だった伝介が一座に加わると、男姿の阿国と女装した伝介の滑稽な踊りが人気を呼び、舞台はいっそう活気を帯びる。しかし、河原に集まる庶民の前で踊りたい阿国と、貴人や富豪に取り入ろうとする三九郎との間には、心の隔たりが……。
阿国を慕って出雲から出てきたお菊が加わり、舞台がさらに芝居仕立てになり、一層華やぎ、阿国歌舞伎と呼ばれるようになる。一方で遊女歌舞伎が盛んになり、阿国一座を脅かす。
三九郎の心はお菊に移り、阿国一座にも見切りをつけ、四条河原の小屋を勝手に売り払い、二人は江戸へと去っていく。勢いをましてきた遊女歌舞伎に押される一座。
阿国に恨みを抱く九蔵の策謀で踊り手も囃子方も一人二人と引き抜かれ、あげく都からの追放を命じられる。胸を病んでいた伝介は、必死に一座を守ろうとして血を吐いてしまう。
阿国は、しかたなく伝介らを連れて出雲へと帰っていく。
幼なじみのお加賀の草庵に身を寄せた阿国は、故郷の人々の、斐伊川の洪水による災難を知って鑪(たたら)の長、田部荘兵衛の前で天下一の踊りを見せ、洪水のもとになる鑪の砂止め工事を願い出るのだった。
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【ご観劇料金:(全席指定・税込)】
1等席=10,500円/2等席=5,500円/ 3等席=3,500円
一般前売:12月上旬開始予定 ※団体観劇受付中
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【お問合せ:前進座関西事務所】
06-6212-9600 (平日 10:00~17:00・土日祝休)


